てるねこ
ぶんくも
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2013年に新種登録された哺乳類なんて、どんだけ人里離れた場所に生息していたんだって感じですよね?
実はこのオリンギート、とっくの昔に人間に知られた哺乳類だったのです。
なぜ新種登録が2013年になってしまったのか?
どんな生態なのか?
今回は超プリチーなオリンギートちゃんに迫ってみます。
目次
新種オリンギートとは?
2013年に新種として登録された哺乳類・オリンギート。
テディベアのような愛らしい風貌で人気は急上昇、イギリスオックスフォードの辞書メーカーが選ぶその年の言葉に『オリンギート』が選ばれたほどです。
『オリンギート』という名前の意味はスペイン語で「小さなオリンゴ」。南米に生息するオリンゴという生き物に外見はそっくりだったため、このような名前がつけられたようです。
- 体長:40センチ
- 体重:約1キロ
- 科目:アライグマ科オリンゴ属
- 食生活:果物・昆虫
オリンギートの生息地は南米エクアドル
オリンギートが発見された南米エクアドルは赤道直下の国。『エクアドル』という国名はスペイン語で『赤道』を意味するそうです。
雲霧林(うんむりん)と呼ばれる雲と霧に覆われた森に住むオリンギートは、アライグマの仲間では世界最小の動物。
夜行性のオリンギートは、夜間に活発に行動し、枝から枝へとジャンプして移動します。その姿はアライグマというより、リスに近い身軽さです。
オリンギートが生息する南米の森には、同属の「アライグマ科オリンゴ属」のオリンゴも生息しています。
「オリンゴ」は「オリンギート」よりも大きな体をしていますが、風貌はそっくりなため、同じ動物だと長年勘違いされてきたようです。
オリンギートを飼育している動物園
オリンギートが新種として認められたのは2013年ですが、実はそれよりも何十年も前からオリンギートは人々に認知されていた動物です。
オリンゴと外見がそっくりであったため、その名のとおり「小さいオリンゴ(スペイン語でオリンギート)」と勘違いされていました。
実際、ワシントンのNational Zoological Parkという動物園で1年間展示され、その後多くの動物園を回ったオリンギートがいました。
オリンゴとの交配が試みられるも失敗を繰り返していましたが、異なる種だとは誰も認識していなかったそうです。
このオリンギートは1976年に死んでしまいました。
残念ながら、現在、オリンギートが展示・飼育されている動物園を見つけることができませんでした。
とあるニュースサイトによると、日本に限らず、世界の動物園でオリンゴ属の哺乳類が展示されることは少ないとのこと。
もしかすると現時点では、世界中のどの動物園にもオリンギートは飼育されていないかもしれないですね。
オリンギートのかわいい動画や画像
それでは、ゆるキャラも真っ青、激キャワのオリンギートちゃんの動画や画像をご覧ください。
何度見ても癒される激カワ正面ショット
完全にぬいぐるみ
お口、あいてますよ
ワイルドライフ:オリンギート特集
この動画は58分ありますので、お時間ある際にご視聴くださいまし。
まとめ
とっても可愛らしいオリンギートちゃん、是非とも日本の動物園でも飼育してほしいですね!
新種登録された2013年当時、イギリスでは「その年の言葉」に選ばれるほどのインパクトだったようですが、日本では…そんな騒ぎありましたっけw
今後はドキュメンタリー映像などにも頻繁に登場しそうなアイドルフェイス、ぬいぐるみ販売したらめっちゃ売れそう…。
「実は別の生き物なのに同じ生き物だと勘違いされていた」というのは、最近、志村動物園でも特集されたボノボに近い境遇ですね。人間って見た目判断なのねやっぱり。
世界一平和を愛する哺乳類・ボノボも読んでみてね!
てるねこ
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