セカンドハーベスト・ジャパンのCEOの経歴が凄いんです。
どうも、ぶんくもです。
突然ですが、フードバンクって言葉をご存じですか?
最近では歯の銀行なんてのも話題になりましたが、食料の銀行って聞きなれない言葉ですよね。
SECOND HARVEST(セカンドハーベスト・ジャパン)という特定非営利活動法人(NPO)が行っている活動です。
そのCEOが今回お話しするチャールズ・マクジルトンさんなんです。
私は、この方を尊敬します。
私も含めて、日本人じゃこんな行動力は生まれなかっただろうなぁと感じちゃいます。
フードバンクとは?
簡単に纏めると
お金持ちの余ったご飯を食べる物に困っている人に分け与える事です。
端的に書きすぎましたが、それを法人として大きな枠で活動しているのがセカンドハーベスト・ジャパンです。
セカンドハーベスト・ジャパンでは、フードバンクの活動をこう定義しています。
食品加工工場をはじめ輸入業者、卸業者、スーパーや、農家、個人などから、まだ充分食べられるにも関わらず、さまざまな理由で廃棄される食品を引き取ります。
これらを食料を必要としている福祉施設や児童養護施設の子どもたち、DV被害者のためのシェルター、路上生活を強いられている人たちなどの元に届ける活動です。
あらゆる食事に困っている方に食料を届ける活動ですね。
個人的には、一番に救われるべきは子供だと感じます。
私的に貧困層の子供で思い出すのは「家なき子」です。
安達祐実さんが子役時代に主演を務めて、社会現象までになったドラマです。
名セリフが「同情するなら金をくれ!」ですね。
あそこまで極端な世界ではないですが、実は日本の貧困層は多いと言われています。
収入が原因で十分な教育が受けられなかったり、生活自体ままにならない家庭は結構あるんです。
「え・・・」日本は経済大国じゃないの?って方も多いと思います。
私もそうでした。厚生労働省が発表したデータにこんなデータがあります。
2012年までのデータですが、その時点で6人に1人が貧困だという結果です。
経済先進国なのに?とショックを受けました。
なんとなく、ニュースとかで子供の貧困は聞いた事はありましたが・・・数字にすると切実ですよね。
6人に1人の子供の中には、ご飯をお腹一杯食べれない子供もいます。
そんな子供達も含めて、食に困っている人を助けるのがフードバンクです。
そんな素敵な活動をしているチャールズ・マクジルトンさんってどんな人なのか気になりますよね!
チャールズ・マクジルトンの経歴は?
生年月日:1963年
出身地:アメリカ合衆国・モンタナ州
経歴:
- 1982〜86年米国海軍勤務。この間、1984年に横須賀基地に赴任
- ’87年ミネソタ大学入学、1991年上智大学に交換留学
- 1991年上智大学に交換留学
- 英語教師の仕事などを続けながら、1991年から山谷で炊き出しに従事
- 大学卒業後の1995年、山谷の路上生活者のための自助センターを建てようと“建てよう会”を結成
- 1999年日本で始めてのフードバンクを作ろうと活動を開始、2002年NPO法人・フードボート理事長となる
- 日米のフードバンクを比較・研究するため上智大学大学院へ
学歴:
ミネソタ大学卒
業上智大学大学院修士課程修了
元米軍兵で、上智大学の大学院までいく学歴を持っている方です。
上智大学って事は、かなり頭はいいですよね。
そして、大学でボランティアとは全く別の勉強をされています。
きっかけは、「山谷」で炊き出しの活動をお手伝いした事からです。
東京都台東区北東部の旧町名ですね。現在の清川,東浅に当たります。
山谷に訪問するきっかけを本人はこう語っています。
イエズス会の神父に手紙を送り、教会などのコミュニティに自分を紹介するようお願いしました。
私は当時、カトリックの修道士になるつもりでいました。
元々はカトリックの修道士を目指していますね。
ボランティア精神はこの信仰からきているかもしれません。
当時の山谷は、労働者の町で日雇いで働く人がほとんどだったと言います。
炊き出しに従事してたくらいですから、貧困層が多い地域だった事は安易に予想できます。
その当時の体験が、今のチャールズ・マクジルトンさんの原点ですね。
今までの話だと・・・チャールズ・マクジルトンさん自身は貧困層ではない気がしますが・・・
ホームレスになったきっかけはなんだったんでしょうか?
チャールズ・マクジルトンさんがホームレスになったきっかけは?
学歴や活動だけを見ていると、ホームレスになる要素は見当たりません。
しかし、彼は1997年から約一年間ホームレスとして生活を始めます。
場所は東京の隅田川沿いです。
山谷での経験を元に、フードバンクの活動を考えていたチャールズ・マクジルトンです。
しかし、支援の在り方に迷いが生じます。
援助は、相手の尊厳を奪ってしまうのではないか?という考えです。
援助と言う言葉は簡単ですが、実際にする側、受ける側からすれば意味合いが違います。
余計なお世話かもしれません。
上下関係が生まれるかもしれません。
それを果たして望んでいるんでしょうか?とても深い悩みです。
チャールズ・マクジルトンはこう考えます。
「自分もホームレスになれば、気持ちがわかる!」
実際にこの行動をできる人が、どれくらいいるでしょうか?
しかも、一年近くホームレスを体験します。
まとめ
行動するって重要ですよね。
こういう社会的な問題をニュースで見た時に、実際に行動する人はほとんどいないと思います。
「大変だなぁ。こうすればいいのになぁ」は誰でも思います。私もそうです。
実際に現場を知っている人の言葉の重みは違いますよね。
話は少し変わりますが
日本が先進国に遅れてしまう一つの原因は、経営層の年齢が高い事にあると言われています。
例えば
お金のキャッシュレス化です。
海外に比べて、日本はかなり遅れています。
中国の観光客が増えましたが、日本では現金しか使えないお店、施設がある事に驚くようです。
経営している側が使ってないから、その感覚がわからないんでしょうね。
後手に回ってしまう日本がちょっと悔しかったりします。
色々考えさせられるチャールズ・マクジルトンさんの活動でした。
ではでは、この辺で!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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